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店内に入るとネパールから取り寄せた家具や装飾品が出迎え、一気にネパールへトリップしたような気分に。そんな同店は、ネパールの文化を知って欲しいという想いから伝統的な儀式や祭典で使われる「ラトマト」と呼ばれる赤土で作ったお皿を使い料理を味わえるのも魅力です。

同店では北インド～ネパールを中心に使用される「タンドール窯」を取り入れ、炭火の持つ遠赤外線効果や香ばしい薫りを駆使したネパール料理も豊富に提供。なかでもぜひ味わって欲しいのが、陶器（マトカ）にパンで蓋をして、器ごとじっくりと焼き上げた「マトカビリヤニ」（チキン1200円、マトン1350円）。ビリヤニとは、インドなど周辺国で食べられる炊き込みご飯こと。テーブルに運ばれてきた後、ナイフでパンの蓋を切れば、熱々のビリヤニが顔を出します。スプーンでよく混ぜてから召し上がれ。

いろんな味を楽しみたい人におすすめなのが「ラトマトダルバトセット」（1300円）。チキン、マトン、野菜、ポークの4種類のカレーから好みの2種を選べるうえ、豆カレーやミックスベジタブル、ヨーグルト、アチャール、ギーなどネパールの味がワンプレートにギュッと凝縮されています。

同店は11時から23時まで通し営業していて、ティータイムに利用できるのも嬉しいポイント。日本では珍しいタンドールで仕上げる紅茶などのドリンクも豊富です。おすすめは「マトカ チヤ」（250円）。チャイならではのマサラと紅茶の香りに炭火の香りが加わった同店ならではの味わいに仕上げられています。